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C88 クールキャットプレス付録 梅原英司からくそったれ

 

宮代
主人公。キャラ造形の際における自分の中でのイメージソングは、ホフディランさんの『欲望』とthe pillowsさんの『ストレンジカメレオン』、ASKAさんの『僕が来た道』。妄想科学と銘打つ以上、前作の西條拓巳さんが持つ「生まれた」ドラマには勝てないと思い、「生まれてから」のドラマで補うことにした結果、一部ユーザーさんからはシリーズの歴代主人公で最も不幸な奴と言われるようになってしまった。
制作陣が最初につけたキャッチコピーは「高校デビュー失敗しました」。住居に特徴をつけたく、半ばダメもとで提出した「キャンピングカー住まいのホームレス主人公」が「むしろ新しい」とスタッフに評された。新しさってなんでしょうね。
本当はもっと普段の学園生活を描いてあげたかったけれど、事件とストーリーの構成がそれを許さなかった。愛読書に関しては昭和生まれの制作陣の青春によって彼がもらい事故を起こしたとしか言いようがない。
志倉さんには内緒だけれど、実は名前は「SIKURA TIYOMARU」のアナグラムである。名前に困った自分が「もう志倉さんでいいや」とやけを起こし、都合良く「タク」が出てきたので「カオスの伝統でタクを入れました」と嘘をついた。まさかの採用だった。

本当に色々背負わせてしまってごめんなさい。けれど貴方が選択した行動は立派なものだったと思う。たとえ選択せざるを得なかったのだとしても、それは間違いなく貴方の気持ちが勝ち取ったものでしょうから、これからも戦い続けるのでしょうが、とりあえずはお疲れ様。気がついているかどうかわかりませんが、貴方、結構カッコイイですよ。


尾上莉架
最強の六歳児。キャラ造形の際における自分の中でのイメージソングは、中村一義さんの『キャノンボール』と小田和正さんの『たしかなこと』、海援隊さんの『スタートライン』。プロフィールのアイデアを思いついたときに、ストーリーのラスト(要はTRUEルートの構成やラストシーン)が自分の中で確定したキャラクター。リアルブートされた人間にしたいとは思っていたが、そこに付随するドラマが出るまで延々悩まされた。メインヒロインが黒幕というのもかなり初期から決まっていた。
チャンバラシーンが少なかったのは、自分に書く技量がなかったからです。すいません。本当は誰よりも強い子なのに。物語上、「彼女がいったい何を考えているのか」を常に意識しなくてはならず、正直構成に関しては拓留以上に彼女のことを考えている時間が多かった。行き詰ると「世莉架のせいだ…」と呟いてMAGES.さん社内をよく徘徊していた。大体において彼女のせいだ。
口癖が「おっけい」と「う?」になったのは、自分の執筆時の短絡的なノリで、食いしん坊キャラに関しては完全に筆が滑った結果。あれだけ食べててよく太らないものだと思う。

実のところ自分の中で貴方も主人公だった。生まれてから最も切実に世界と戦っていたのは貴方で、けれどその理由を壊され、なのに休む間もなく新たに戦うべき戦いを提示される人生には心から畏敬を。その価値の多寡は貴方には関係ないというのに。
さっさとバイトでもして金欠を乗り切り、なんとか彼氏を見つけて幸せな生活を一歩一歩目指してください。その中で、貴方も拓留と同様に自分の戦いを続けていくんでしょう。


来栖
頑張り屋の委員長。自分の中ではヒロイン勢の中に含まれていたキャラクター。上記の通り、企画初期では泉理が物語の発端であったため、その関係で実は世莉架よりも早くプロフィールを決めていった人物。
初期の初期は、ひたすら拓留、乃々、泉理の三人を頭の中でこねくり回していた気がする。イメージとしては完全に朝ドラのヒロインであり、「乃々の細腕奮闘記」を地で行っていた。一般の道徳観念で見れば作中で最も真人間であり、かつ最も強靭な人間。

泉理と同様、貴方がいなければこの物語はスタートをきれませんでした。ありがとう。貴方にも今度なにかおごります。


有村
愉快なツインテール、キャラ造形の際における自分の中でのイメージソングは、倉橋ヨエコさんの『今日も雨』と、サンボマスターさんの『世界をかえさせておくれよ』。一部熱狂的なファンのユーザーさんがいらっしゃる手前、少し言うのが躊躇われますが、自分としては一番厄介なキャラクターだった。
そもそも何を言い出すかわからない。芯はしっかりしているくせに表面の感情がコロコロ変わる。行動力があってすぐに実行に移してしまう。「あてぃおすぐらっしあー」というのはなんだ。今時の女子高生は一体何考えて生きてるんだ。
独特の性格と能力のおかげでストーリーは転がったけれど、そのせいで何回も構成が瓦解した。一緒に共通ルートの詳細プロットを考えて下さったたきもとさんと「雛絵がいるから駄目だ……」と何度言ったかわからない。嘘を見抜かないで下さい。頼むから。

全ては貴方の持ち前の人の好さがなせることでしょう。早く「嘘も方便だから」と心から苦笑できるようになることを祈っています。将来はもうなんでも好きなものになりなさい。ただ、本好きだからといって安易にライターの道は選ばないように。


山添
カエル小娘。キャラ造形の際における自分の中でのイメージソングは、チャットモンチーさんの 『世界が終わる夜に』と、Theビーズさんの『日が暮れても彼女と歩いてた』。「幼女を出せ」という自らがライターになって初めて経験した最悪の圧力により(誰からかは失念)、プロフィールが確定したキャラクター。
ゲロカエルんを背負わせたのはデザインさん班の仕業。当初は、自分が大好きなサラリーマン川柳の一つである「デジカメのエサはなんだと孫に聞く」ばりの、愉快な機械オンチ人間として参囲気を明るくしてくれる予定だったが、本番ではむしろ登場すればするほど物語が暗くなっていった。
一体何故、「林さんにうきルートを書かせてはダメ」と色々な人に言われ、当初は理由が分からなかったけれど、林さんとMAGES.さんの社内で机を並べて付き合ううちに納得して行った。林さん、あなたは女に関わったらダメだ。かなり本当にダメだ。

何故か制作障には貴方のファンが多い。人に頼られる性格が下地の貴方は、もっと人に頼ることを覚えて成長していけば現実の世界でも覇者になれるはず。看護師、とてもむいてると思いますよ。小児科とかいいんじゃないですか。


香月
壁ドン廃人。キャラ造形の際のイメージソングはなし。林さんのプロットを貰ってからの自分の中でのイメージソングは、相対性理論さんの『スマトラ警備隊』。「ヒロインを一人追加したい」という問答無用の圧力により(これは志倉さん)、プロットがほぼ確定してから急速割り込み参戦が決定したキャラクター。
アニメーションの現場ではまずあり得ないタイミングでの参戦だった。「いや、今からは無理です」と抵抗したが「画面の端に見切れているだけでいいから」と食い下がられ、誰かが「それはあんまりなのであまり喋らないようにしましょう」と言った結果、こんな無口な娘に育ってしまった。なんでするめをくわえているんだ。
物議を醸しているらしい個別ルートに関しては、志倉さんから出て来たフラッシュアイデアに自分がすぐに白旗を上げ、プロットごと全部林さんにぶん投げてしまった。ご迷惑おかけしました。制作陣の妄想力を侮っていました。カ士シールマンてあなた。

実は作中で一番のナイスバディ。貴方はこれからおそらくモテるでしょう、ゲームをやめればですけど。楽しいことは他にもあるので、選ぶのであればそれらを経験した上でゲームを選んで下さい。ただ、安易にゲームクリエイターは目指さないように。


久野里
孤高の白衣姐さん。キャラ造形の際における自分の中でのイメージソングは、Nickelback さんの『Rockstar』と、矢野紗子さんの『一人の歌』。本シリーズでなければ、間違いなく筆頭ヒロインか主役を張れている人物。
あらゆることに精通しているが、ゲームだけが極度に苦手でマ○オの1-1に苦戦するという裏設定があった。無論そんなものを描いている余裕などなかった。なにその裏設定。要る?
最初は単なる説明役として置いていたが、拓留の成長が思ったよりも遅く、動かさざるを得なくなり、そして動き出したら彼女は止まらなかった。
貧乏になったのは、「このレベルの情報屋なんて儲かるわけがない」という自分の偏見の結果。
アメリカでどのように紅莉栖と出会い、どう過ごしたかなどのエピソードを決めるのにかなりの時間がかかったが、作中でそれを書いている余裕などやはりないことにかなり後になって気づいた。何故もっと早く気がつかなかったのか。機会があればどこかで。

重たく分厚い過去を背負っている貴方は、ある意味で最も世莉架に近い危険人物。戦いながら、それでも大人になっていかなくてはいけませんよ。


伊藤
イケメン助手。拓留とヒロイン勢の次にプロフィールを決めて行ったキャラクター。名前を五秒くらいで適当に決めて、それに対して誰もが「それでいいや」と反論しなかったことが、彼の便利な立ち位置と不幸な役回りを暗示していたのかもしれない。本当に助かった。
構成を組む中盤段階で、「伊藤が誰かと付き合うのはどうだろう」というアイデアが持ち上がり、一時期かなり恋多き男になっていた。華とはかなり良いところまで行ったのだが、持ち前の立ち位置が抜群の悪さを発揮しお蔵入りとなった。流石である。

貴方が拓留の友人になっていなかったら、拓留はもっと早い段階で歪み、ストーリー自体が変化していたでしょう。大変いい男です。世知辛い世の中でリア充になる素質は誰よりありますよ。



仲良し姉弟の姉。謝ることしか出来ないキャラクター。本当にごめんなさい。本来は渋谷地震の際に経験したことにまつわる、もっと重たい出来事が彼女を襲うはずだった。が、諸々の理由により削った。それでもあのレベルだった。
詳細を述べると、●んで貰うこと及び犯人を決めたのは自分で、その強度を上げてくれたのがたきもとさんと安本さんで、箱のアイデアは若林さんである。個人的には若林さんに罪を押し付けたいが「お前ら全員だろ」と言われればやはり黙るしかない。

結人は将来間違いなくいい男になるし、その理由は君が姉だからです。ありがとう。よくやってくれました。今度なにかおごります。



仲良し姉弟の弟。作品内で唯一の幼い男の子成分担当キャラクター。結衣と同様、本来はもっと重たい出来事に巻き込まれるはずだった。そして、場合によっては彼が●●の代わりに命を落としていた。あろうことか、世莉架に一矢を報いるという偉業をやってのけて。
そちらの構成では、彼が暗所恐怖症になってしまった理由と絡めて、彼にとって結衣がどういった存在であるかというドラマをカメラに、拓留にとって乃々がどういった存在であるかというドラマを描く予定だったが、上手く転がらなかった。

それだけの色々な可能性を持っている君は、いい兄姉を持った。くれぐれもその存在を暗み締めてどうかたくましく。弁護士として護る矜持の源泉はもう持っているでしょう。


神成
やり手の若手刑事。警察の立ち位置を全て押しつけてしまったキャラクター。名前は、学生時代の同級生二人からもらったもの。実はプロット構成段階では、雛絵の次に彼が厄介だった。雛絵と同様に行動力があるため、状況次第では油断すると拓留がいらなくなるくらいストーリーを回し始めてしまっていた。
正直、彼を主役にして百ちゃんと落のアドバイスで難事件を解決していくという外伝があれば十分に成立させられる有能な大人。もう少し「背中で語る」男として描いてあげたかったが、一般人としての視点も担ってもらったため厳しかった。

貴方の優しさで拓留がどのくらい救われたかわかりません。ありがとう。前から聞きたかったんですけど、なに、澪のこと好きなの? 別に年下好きじゃないでしょう貴方。相手18歳ですよ。アプローチするなら事前に一報下さい。心の準備が要るので。


佐久間
熊のお医者さん。初期段階から●役であることは決まっていたものの、その立ち位置がプロットごとにぶれてしまい、掘り下げる時間がなくなってしまったキャラクター。構造的に言えば実は誰よりも少年漫画のキャラクターに近く、彼が主人公だったらこんな楽な話はなかった。
物語の定石からすると、「彼が面白くないと思うことはなにか?」という部分を彼にぶつけて、そこのドラマと拓留のドラマを絡めるべきだったのだが、尺が足りなかった。また、お父さん的な役割をあまり描けなかったのも心残り。

偏見にまみれた世間の常識を変えるのは、いつだって貴方のような純粋な人間ですが、今回は損な役回りでごめんなさい。やればできる人なのに。


和久井
昼行燈教師。初期段階では単なる賑やかしだったキャラクター。素案の3章の文化祭ではアイドル好きであることが暴露されたり、乃々にビンタされていたりと、明らかに遊ばれていた。が、本番の構成が出来上がったところで、もう少し扱いを見直さざるを得なくなり、現状のプロフィールに落ち着いた。
●●●については、このシリーズの都合上かなりデリケートな部分であるため、TRUEのシナリオを書く際はしつこく林さんに「結局●●●ってなんなんですかね?」という質問をぶつけ続けた。答えづらかったと思う。申し訳ありませんでした。

俯瞰から見てしまえば貴方は誰より世界のことを考えている人物で、そこの要素だけ並べてみればはっきりと拓留たちが悪で、貴方が善になるのですが、憎まれ役でごめんなさい。持ち前の哲学、自分は好きですよ。


さん
貴族の酔っ払い。書いていて一番楽だったキャラクター。初期段階から「ゲンさんを何者に仕立て上げるか」という問題がライター陣についてまわり、結局「何者にも仕立て上げなくて良い」という諦めがスケジュールの都合で可決され、単なる酔いどれジジイになった。
モデルとなったのは自分が一緒に酒を飲んだ実際のホームレスの方であり、おにぎり二個とビールニ缶で色々話を聞かせてもらった。作中で拓留がホームレスについて語っている、「お金は貰うものではない」という信条は、その人の言葉である。

酔っている貴方に言うことはなにもありません。どうせ言っても憶えてないでしょう。


百瀬
謎の情報屋。コメントに一番困るキャラクター。彼女に関しては自分が考えたキャラクターではないため、立ち位置から正体からセリフから、その都度林さんに確認を取ってシナリオを進めて行った。存在もさることながら、フリージアという場所が構成に与えた影響は計り知れない。

色々と秘密が多い貴方ですが、林さんに聞いた正体、あれ本当ですか。だとすれば、情報屋なんかやってる場合ですか。


川原
恋する副会長。一般生徒を代表する人物として置いたキャラクター。初期段階ではもっと拓留のドラマに絡んで来ていたが、ヒロイン勢が構成を無視して動きたい放題に動くもんだから割りを喰って出番が減ってしまった。が、構成的に絶対に削ることが出来ない重要な存在。
とある雑誌のインタビューでも答えたのだが、一章のカフェLAXで拓留が言及している「頑張れという部外者が一番辛いと言った被災者」とは実は彼である。そこから本筋のドラマに持って行くつもりだったのだが、諸々の理由でお蔵入りとなってしまった。

損な役回りが多くて申し訳ない。けれど拓留の感情を抜いて見てしまえば、貴方のとった行動は誇張はあれど理解できないものではなかった。人間くさい部分はどうかそのままで生きて行ってください。


され役の方々(大谷馬、高柳寧、柿田宣、渡部昭、杯田子)
彼らに関しては、自分が名前を決める必要があったため、知り合いのアニメーションプロ デューサーや演出家、高校の同級生の名前などを片っ端からもじってつけさせてもらった。 まさか「名前を貸してください。わりとひどい目にあって亡くなってしまうんですけど」とは言えず、いまだにそれを内緒にしている。ごめんなさい。唯一の例外は杯田という名字で、これはパイロキネシストのパイから取るという単純なものだった。
尺とテンポの都合上、当初考えていた彼らの物語をそれなりに書くことが出来たのは大谷くらいであり、高柳の音楽事情や柿田と興進の確執、渡部が記者を目指した理由、林田の過去などは描くことが出来なかった。特に林田の、震災にまつわる出来事とそれに対する妄執のドラマはかなり具体的に設定していたため、最後までどうするか悩んだが、結局全てを描くことはなかった。

おつとめご苦労様です。そしてごめんなさい。どうしても貴方がたの非業の物語が構成上必要でした。そしてその物語のトーンは、ホラーを書くことが初めてだった自分が迷ったときの帰着点でもありました。本当にありがとう。


キャラクターの皆様へ
まずはお疲れ様でした。メインの方々、それを支えるサブ、敵役、 殺され役、モブ役の人たち、とにかくこの作品に登場した全てのキャラクターの皆様。本当にお疲れ様でした。


「キャラクターを描くときにキャラクターを描くな。人間を描け。 それが薄っぺらではないキャラクター作りの出発点である」という基本的な心構えが、どのくらい作品に反映できたのかという判断は、プレイして下さったユーザーさん一人一人に任せるしかありません。が、少なくとも自分にとって、貴方がたは実に人間的に泥臭く、一筋縄ではいかない人たちでした。

特にメインの方々。これを書いている今、物語開始時点までの貴方がたの人生を描いた自分の原稿をなんとなく読み返しているのですが、仮にそこから科学シリーズの要素を抜いてみてしまえば、つくづく普通だなと思います。現実の教室の隣の席にいても別に違和感なく、「要は普通の学生である」という一文で締めくくっても問題ないでしょう。しかし悲しいかなこれは科学シリーズの第四弾で、しかも『CHAOS;HEAD』の流れを汲む作品。そのどろどろとした世界観に普通の学生である貴方がたは巻き込まれた形になります。辛かったでしょうし、文句もありましょう。気持ちは分かります。そもそもまず書き手である自分からしてホラーが苦手なので、「なんでこんな目に」 と言いたいのは同じでしたから。


というわけで唐突な上にフリーの一ライターの立場で恐縮ですが、 貴方がたのお怒りと一部のユーザーさんの気持ちを代弁しまして、「制作陣の誰のお腹を殴るべきか」をこの場で決定したいと思います。
決定権トップの最右翼は、例の事件の立役者である結衣と伊藤あたりでしょうか。次いで拓留や世莉架が来て、その次に他のメインの方々、そして最後にそれ以外の方々といったところだと思います。お怒りはごもっとも。さぞ殴りたいでしょう。ではその矛先は誰か。
思うに、貴方がたはそれぞれ殴りたい人が違うでしょう。結衣と伊藤はおそらく事件の概要を決めた自分だと思います。拓留と世莉架もおそらく自分でしょう。けれど他のメインの方々はそれぞれのルートやドラマCDの詳細部分を決めた、たきもとさん、安本さん、谷崎さん、林さんではないかと思います。ごもっともです。
けれどここでいったん冷静になって考えてみて頂きたいのは、貴方がたを産み出したのは書き手だけではないということです。そもそも貴方がたの容姿を決めたのはささきさんや松尾さんであり、持っている得物のデザインを決めたのは CHOCO さんです。貴方がたが生きる世界観を演出したのは若林さんであり、それを作り上げた画と音楽は北原さんと阿保さんが取り仕切ったものです。そしてそれら全ての管理やスタッフィングをしたのは松本さんや松原さんであり、そもそもの元凶である『CHAOS;HEAD』の世界観は志倉さんが作ったものです。もちろん、それ以外にも本当に多くの人たちが一丸となって貴方がたを産み出したのです。
つまり何が言いたいかというと、「スタッフロールに名前が載っている人たち全員のお腹を殴るべきだ」ということです。というかそう決定しておかないとなんだか自分のお腹がまずい気がする。どうもありがとう。つつがなく決定しました。全員だ全員。


最後に。
一度、自分の中では区切りをつけた貴方がたですが、なんだか色々と動いているようです。
本当にありがたいことにアニメ化やコミカライズは決定しているようですし、ファンディスクの噂もあります。日の目を見ることのなかった貴方がたの人生の一部を、お客様に晒す機会があるかもしれません。
自分がどう関わるのか、というかそもそも関わるかどうかもわかりませんが、もしも縁があったら、「お客様の心に何かを残す物語」を届けるため、また一緒になって立ち向かうことになります。
そのときは、どうぞお手柔らかに。


どうもありがとうございました。